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タグ:映画
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麻雀放浪記 考察 ドサ健 坊や 出目徳 女衒の達
麻雀放浪記 考察 堕落しない者たち 明るくなった明るくなった戦後の日本 映画『麻雀放浪記』1984年 監督:和田誠 角川映画 1945年8月15日、日本は終戦を迎えた。それまでの政治や社会や価値観… -
『グラン・トリノ』映画 考察
『グラン・トリノ』で描かれる父性。受け継がれる建国の精神。 内向的な無職の少年に自立と自律を教え、移民の国にある家族以外の共同体――職業、階層の共同体――に参加させ、その共同体のなかで上手に生きるための言葉遣いや態度などコミュケーションの取り方を教える。これは父性だ。ウォルトの父性がタオを刺激する。それは――疑似的だが――父親から息子へ教えだ。父親から息子への知恵の継承だ。 -
『ガタカ Gattaca』映画 考察
我々は長い時間を超え先祖から受け継いだこの設計図(DNA配列)に基づき「たった一人の私」としてこの世に生を享ける。「たった一人の私」は偶然から生まれるのか?「たった一人の私」は誰かにデザインされ必然的に生まれ、生まれた瞬間から達成するべき目的や目的から導かれる人生の意味を与えられているのか?「偶然から生まれた私」と「必然から生まれた私」のそれぞれ双方が抱える苦悩は? -
『64(ロクヨン)』と功明ちゃん誘拐殺人事件
「犯人を捜す親」「行方不明の我が子を探す親」―NHK土曜ドラマ『64ロクヨン』 小説『64』 「昭和64年」―それは昭和天皇の崩御によりたった7日間―1月7日で終わった。 そして、昭和64年1月5日、一人の7歳の女児が誘拐、殺害された。 -
映画『MOTHER マザー』と2014年の埼玉県川口市祖父母殺害事件
幼少期からネグレクト、心理的虐待、身体的虐待、性的虐待などを受け育ち、小学校5年から中学2年まで義務教育も受けられず、実母、義父、妹とラブホテルや路上で寝泊まりし、17歳の時に実母に心理的に追い詰められ祖父母を殺し金などを盗んだ罪で逮捕、起訴され有罪判決を受けた一人の加害者少年がいる。裁判で懲役15年の刑が確定したこの事件の加害者少年は刑法のうえでは加害者だが、同時に彼は母親や大人の被害者だ。 -
『ゴッドファーザーPARTⅠ,Ⅱ,Ⅲ』考察
マイケル ・コルレオーネは米国人として教育され、米国人として自らの意志で米国の戦争に参加し、その後大学時に知り合ったイタリア系以外の女性と結婚した「コルレオーネ・ファミリー」で初めてのそして唯一の米国人だった。 -
『万引き家族』映画 考察
遵法精神が求められ、他人への迷惑行為が批難され、コンプライアンスという言葉が社会を覆いつくし、必死に働くことが要求される現代社会の価値観に照らせば、彼(女)らは悪党なのである。怠け者なのである。だが、彼(女)らは、自分が買ったコロッケを見ず知らずの虐待された子に与え、洋服を縫ってあげ、みなで海に旅行にいき、一緒に風呂に入り、抱きしめ、その子に寝る場所を与える。 -
『ブレードランナー』 『ブレードランナー 2049』考察
『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』考察 レプリカントに「魂」はあるのか?人間に「魂」はあるのか?