タグ:作品分析

  • 映画トータル・リコール火星のイメージ

    映画『トータル・リコール』その独特な世界観に流れる魅力を語る

    ★ご注意:この記事には、映画『トータル・リコール』のネタバレが含まれています。 昔、一般家庭のテレビでは沢山の映画が放映されていた。「ホームアローン」や「ターミネーター」、スタジオジブリが創り上げた数々の作品たち…
  • 円山町ラブゴテル街

    映画『恋の罪』考察

    ★ご注意:この記事には、映画『恋の罪』のネタバレが含まれています。また、考察のため、あらすじを詳細に記しています。本作は素晴らしい映画です。未視聴の方は、ぜひ、視聴してから本記事をお読みください。個人的な考察と感想です…
  • The Shining

    人が「狂気」に呑まれる様を見る!映画『シャイニング』の世界を考える

    映画版『シャイニング』は恐ろしい。それでも、他のホラー映画のように音や視覚でびっくりさせるような仕掛けは少ない。ではなぜ、恐ろしいと感じるのだろう。『シャイニング』という映画の恐ろしさは、この「わからなさ」にある。人は正体を知っている猛獣よりも、姿を全く知らない化け物を恐れるものだ。何に襲われるか分からないからこそ、恐怖感は余計際立つ。
  • 星の子

    『星の子』映画・小説の考察と感想

    『星の子』のなかで描かれる主人公「ちひろ(ちーちゃん)」の世界は3つの世界から成り立っている。一つは父親、母親、姉との家族という世界。もう一つは小学校、中学校の世界。さらにもう一つは両親が信仰する教団が作り出す世界。もちろんだが、この3つの世界の中心は家族の世界だ。
  • 時計じかけのオレンジ

    『時計じかけのオレンジ』徹底解説と徹底考察

    小説・映画『時計仕掛けのオレンジ』が発売、公開された1960年代から70年代初め頃からの「近未来」の英国で本能と欲望のままに生きる15歳の主人公アレックスとその仲間(ドルーグ)。彼らは麻薬入りの牛乳を飲み、夜の英国を徘徊しながら殺人、暴行、性的暴行、強盗などの重犯罪を繰り返す。
  • 映画「KOTOKO」考察

    塚本晋也的、人間賛歌~映画「KOTOKO」考察~

    Coccoという歌手がいる。彼女が作った歌は全てが独特の世界観を持ち、聴く人を魅了する何かを持っている。合わない人もいるだろうが、一度その世界観にアンテナが合ってしまえば、離れることは難しい。 そのC…
  • 映画『楽園』Y路地

    映画『楽園』考察

    映画『楽園』中心人物の「紡」「豪士」「田中善次郎」は、孤独である。また、彼(女)らを取り巻く行方不明少女「愛華」の祖父「藤木五郎」の魂も孤独だ。「田中善次郎」の被害者「黒塚」の孫であり「善次郎」に思いを寄せる「黒塚久子」も孤独だ。映画『楽園』は孤独な人間を描いた映画だともいえる。
  • 日本三大奇書『ドグラ・マグラ』の手引書~ヒントとなるキーワードを解説~

    本作の特徴は、日本三大奇書と呼ばれ、「読む人は一度は精神に異常をきたす」と言われるほど複雑怪奇、かつ難解な文章と物語構成にある。物語の筋書きそのものは単純であるものの、それを肉付けしている描写がやっかいだ。特にコロコロと変わる文体は、まるで読み手を幻惑してくるように思える。
  • オドラデクと羊猫 カフカの不安を考察

    カフカの短編傑作『家のあるじとして気になること(『父の気がかり』)』『雑種』に登場する二つの奇妙な「命」、オドラデクと羊猫について考察したいと思う。
  • 映画『六月の蛇』考察~奇妙な「救い」の物語~

    映画『六月の蛇』考察~奇妙な「救い」の物語~

    昔から日本では、水に関係するものとエロティックさを結び付けることが多かった。水に関連するものとは、蛇や雨などが多い。江戸時代に成立した『雨月物語』などは、その代表格と言えるだろう。 今作『六月の蛇』は、そんな湿度とエロティックさ、そして暴力性を全て結合して表現した、とてつもなく日本的な名作の一つだ。

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