2022年6月22日、東京都青少年健全育成条例違反の容疑で小川雅朝(おがわ まさとも)容疑者が逮捕された。
小川雅朝容疑者は、自らをハウル・カラシニコフと名乗り(法人格のない)任意のボランティア団体『歌舞伎町卍会』の代表を自称していた。
NHK 2022年6月22日 19時11分 配信
NHK
東京・新宿区で16歳の少女にわいせつな行為をしたとして32歳の容疑者が逮捕されました。容疑者は、新宿の歌舞伎町で「トー横キッズ」と呼ばれる家出中の少年少女の相談に乗るなどの活動をしていました。容疑を否認しているということです。逮捕されたのは、職業不詳の小川雅朝容疑者(32)です。警視庁によりますと、去年12月とことし3月、東京・新宿区の自宅マンションで16歳の少女にわいせつな行為をしたとして東京都の青少年健全育成条例違反の疑いがもたれています。小川容疑者は「ハウル」と名乗り、新宿・歌舞伎町に集まる「トー横キッズ」と呼ばれる家出中の少年少女の相談に乗ったり、炊き出しをしたりするボランティア活動をしていました。16歳の少女とは歌舞伎町で知り合ったということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。警視庁によりますと、調べに対して「少女は19歳だと思っていた」などと供述し、容疑を否認しているということです。
また、小川雅朝容疑者は、本年(2022年)2月に放送された、NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』(初回放送日: 2022年2月22日)の取材対象だった。
なお、同番組の「NHK 追跡 記者のノートから 新宿・歌舞伎町 “トー横キッズ”2022年6月10日配信(※「6月22日記事を修正」されているため、このリンク記事に小川雅朝容疑者の写真やインタビュー内容は掲載されていません。)」には、同番組取材当時の髪の毛を青色に染めた小川雅朝容疑者の写真やインタビュー内容が掲載されていた。
小川雅朝容疑者は、NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』(初回放送日: 2022年2月22日)のなかで、「自分自身も育児放棄にあい、路上生活も経験したことがある」「やっていることは、おせっかいですよ。おせっかいなんですけど、僕はひねくれずに成長できたのは周りの友人だったり先輩だったり、誰かがいつも1人は必ずいたからなんです。本当にガチで話せる人間がね。いまここにいる子どもたちも、何かが力になって、変なことになる前に踏ん張れるようになってくれたらいいなという感じですね」などと語っていた(引用:NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』)
同番組は、東京都新宿区歌舞伎町内に所在する「新宿東宝ビル(TOHOシネマズ新宿)」の周辺に集まる所謂「トー横キッズ」を特集した番組だ。番組内に登場するのは、自傷行為を繰り返す年齢12-15,16歳の居場所、帰る場所から追放された(逃げ出した)少年少女たちである。
同番組内に登場した一人の少女の印象深い言葉を引用しよう。
母親もさ、男と遊んだりして、夜とか家にいなかったりとかでね。私もさみしかったんだ
NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』 ミカ
小川雅朝容疑者は寂しさを抱える少年少女を応援する立場を自ら選び活動していた筈だ。
その小川雅朝容疑者の東京都青少年健全育成条例違反の容疑(小川雅朝容疑者は否認)。
過去の報道から小川雅朝容疑者の経歴などを調査した。
上記は参考情報:Googleストリートビュー「新宿東宝ビル(TOHOシネマズ新宿)」周辺
小川雅朝容疑者の同性同名者 過去の報道 高校球児か?
小川雅朝容疑者について調査を実施したところ、小川雅朝容疑者の同姓同名者が、平成19(2007)年7月14日から開幕した「第89回全国高校野球選手権岐阜大会」の出場予定高校控え選手として報道されていた(参考:駆ける一瞬へ賭ける:1 第89回全国高校野球選手権岐阜大会 朝日新聞 2007.06.05)
同記事のなかで小川雅朝容疑者の同姓同名者は、岐阜県立O高校(詳細は割愛)の控えの3年生(当時の年齢は17-18歳だと思料)選手と報道されており、年齢的には小川雅朝容疑者とほぼ一致する。
小川雅朝容疑者が平成19(2007)年当時、岐阜県立O高校に在学していたと仮定するならば、小川雅朝容疑者は岐阜県の出身などとも考えられる。
※注意、上記はあくまでも小川雅朝容疑者の同姓同名者に関する情報である。
小川雅朝容疑者の同性同名者 平成25(2013)年の逮捕容疑
小川雅朝容疑者の同姓同名者は、平成25(2013)年10月2日の午前3時過ぎ頃、インターネットで知り合った石川県内に住んでいた事件当時16歳の少女を連れ出し、車に連れ込んだ「いしかわ子ども総合条例違反(深夜連れ出し)」と「銃刀法違反(刃渡り9センチのバタフライナイフの携帯)」の容疑で石川県警白山警察署に逮捕されていた(引用:少女連れ出した疑い 読売新聞 2013.10.03)
上記事件当時の小川雅朝容疑者の同姓同名者の年齢は24歳、住所不定、職業アクセサリー販売であり、年齢的には小川雅朝容疑者とほぼ一致する。
小川雅朝容疑者の同性同名者 平成27(2015)年の2つの事件の逮捕容疑
小川雅朝容疑者の同姓同名者は、平成27(2015)、事件当時(平成26年11月)10歳代の女性に対する強姦(現在の強制性交罪)で逮捕され、その後、平成27(2006)年2月25日、危険ドラッグを所持していた医薬品医療機器法違反(旧薬事法)容疑で再逮捕されていた(参考:危険ドラッグを所持 容疑の25歳男再逮捕 読売新聞2015.02.26)
上記事件当時の小川雅朝容疑者の同姓同名者の年齢は25歳、逮捕時の住所は新潟県新潟市中央区美咲町、職業システムエンジニアであり、年齢的には小川雅朝容疑者とほぼ一致する。
小川雅朝容疑者の同性同名者 平成27(2015)年6月の有罪判決
平成27(2006)年の2つの事件で逮捕された小川雅朝容疑者の同姓同名者は、その後起訴(強姦の容疑は処分保留)され、平成27(2006)年6月9日、金沢地裁は危険ドラッグを所持した医薬品医療機器法違反の罪で、懲役10月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡していた。
上記判決当時の小川雅朝容疑者の同姓同名者の年齢は25歳、判決時の住所は石川県金沢市入江、職業システムエンジニアである。
NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』で援助交際をしている少女に対して、小川雅朝容疑者は次のように語っている。
このままだと一生カモにされるかもしれないよ。残念な方向に行っちゃっている
NHKクローズアップ現代『「トー横キッズ」~居場所なき子どもたちの声~』
【追記】
2022(令和4)年11月15日、ハウル・カラシニコフこと小川雅朝被告が、2022年11月22日の初公判を前に勾留されたいた東京拘置所内で体調が悪化し死亡したとの報道がなされた(引用:“トー横”の「ハウル」東京拘置所で死亡 少女に淫行疑いで逮捕・起訴 初公判控えるなか TBS NEWS DIG 2022/11/15 10:08配信)
2022年11月10日には、傷害致死などで懲役22年の判決を受け、佐賀県内の麓刑務所に服役中の山本美幸受刑者(43歳)が2022年8月頃、コロナにより死亡したとの報道があり、被告や受刑者などの「体調悪化」による死亡報道が続いている。
現況(2022年11月15日AM10時40)、ハウル・カラシニコフこと小川雅朝被告の死因などは不明だが、留置所、拘置所、刑務所の感染症対策など――非常に気になる点だ。
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