森田竜介容疑者とは?茨城県阿見町・連続殺人(未遂)事件

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事件概要

2024年1月14日(日曜日)20時15分頃、茨城県稲敷郡阿見町に所在するコンビニエンスストア「ファミリーマート阿見うずら野1丁目店」(茨城県稲敷郡阿見町うずら野1丁目)で同店の40代従業員男性が侵入してきた男性から刃物と思われる凶器で背中等を刺される事件が発生した。

さらに、事件の約10分後の20時25分頃、茨城県稲敷郡阿見町に所在するドラッグストア「ウエルシア阿見荒川沖店」(茨城県稲敷郡阿見町うずら野1丁目内)で30代の従業員女性が店内に包丁を持って入ってきた男性に脇腹等を刺され、刺した男は通報により現着した警察官に殺人未遂容疑の現行犯逮捕される事件が発生した。

ドラッグストア「ウエルシア阿見荒川沖店」の事件で逮捕されたのは、茨城県稲敷郡阿見町うずら野3丁目に住所を定める、無職、森田竜介容疑者(34)であり、同人は前述のコンビニエンスストア「ファミリーマート阿見うずら野1丁目店」事件にも関係していると思われ、警察は2つの事件の関係性の捜査を進めている。

なお、森田竜介容疑者(34)と被害に遭ったそれぞれの店舗の男性従業員、女性従業員との間に面識はないといわれ、逮捕容疑が殺人未遂であることから人に危害を加えることが目的だった可能性も考えられる

2つの事件現場は、直線距離で約250メートルの場所に所在し、森田竜介容疑者の自宅は「ウエルシア阿見荒川沖店」から東方面に約1キロメートルの場所に在る。

日時2024年1月14日(日曜日)20時15分頃
同日20時25分頃
場所茨城県稲敷郡阿見町うずら野
・コンビニエンスストア
・ドラッグストア内
被害者2名(男性、女性)
凶器包丁と思われる
容疑殺人未遂
茨城県阿見町・連続殺人(未遂)事件概要

同姓同名者の過去の事件

森田竜介容疑者(34)の過去の事件の有無について確認を実施した結果、2009年9月28日、同人の同姓同名者が窃盗未遂と殺人未遂の容疑で茨城県警土浦署に逮捕されていたことが過去の報道から明らかになった。

窃盗未遂と殺人未遂(その後、傷害で起訴)で逮捕された同姓同名は、無職の20歳であり、住所は茨城県稲敷郡阿見町うずら野3丁目であるため、ほぼ、年齢と住所が一致する。

上記の事件は、2009年9月28日午前11時55分頃、茨城県土浦市荒川沖東2丁目で自転車自転車に乗っていた高齢女性がバイクに乗った男に手提げ袋をひったくられそうになる窃盗未遂事件が発生し、現場から1.5キロメートル程離れた場所で事件に使われたバイクと似たバイクを制止しようとした同県警の40代警部が撥ねられ、右足を折るなど全治三か月の重傷を負った事件である。

その後、2009年10月20日、水戸地方検察庁は傷害の罪で水戸地方裁判所に起訴している。

同人の逮捕時の容疑は殺人未遂であるが、同地検は時速40キロで40代警部を撥ねた等の理由から傷害罪を適用したといわれている。

現況、森田竜介容疑者(34)と上記の同姓同名者が同一人物だと断定することはできないが、氏名の漢字、年齢、住所の一部(茨城県稲敷郡阿見町うずら野3丁目)等から同一人物の可能性が高いと思料される。

森田竜介容疑者(34)のSNS

森田竜介容疑者(34)のSNSアカウント(X、facebook)の有無について確認を行ったところ、同人と判断できるSNSアカウントは確認できなかった。

※本記事は、2024年1月15日、14時現在の情報に基づき作成した記事である。

まとめ

現況、森田竜介容疑者(34)の犯行動機は不明であるが、同人の可能性が考えれられる同姓同名者には窃盗未遂等の逮捕歴等が有るようだ。

今回の2つの殺人未遂事件の動機が強盗等の物狙いなのか、人を襲いたいという感情からなのか――平穏な日常に突然侵入した非日常の動機が気になるところである。


◆参考資料
『土浦署刑事課長バイクの男逮捕捜査中はねられ重傷』茨城新聞2009年9月29日付
『刑事課長はねた男を傷害で起訴水戸地検』茨城新聞2009年10月21日付


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投稿者プロフィール

Jean-Baptiste Roquentinは、Albert Camusの『転落(La Chute)』(1956年)とJean-Paul Sartreの『嘔吐(La Nausée)』(1938年)に登場する主人公の名を組み合わせたペンネームです。メディア業界での豊富な経験を基盤に、社会学、政治思想、文学、歴史、サブカルチャーなど多岐にわたる分野を横断的に分析しています。特に、未解決事件や各種事件の考察・分析に注力し、国内外の時事問題や社会動向を独立した視点から批判的かつ客観的に考察しています。情報の精査と検証を重視し、多様な人脈と経験を活かして幅広い情報源をもとに独自の調査・分析を行っています。また、小さな法人を経営しながら、社会的な問題解決を目的とするNPO法人の活動にも関与し、調査・研究・情報発信を通じて公共的な課題に取り組んでいます。本メディア『Clairvoyant Report』では、経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)を重視し、確かな情報と独自の視点で社会の本質を深く掘り下げることを目的としています。

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