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映画考察・解説まとめ|60年代〜現代の名作を年代・ジャンル・テーマ別に一挙紹介
当サイトの映画レビュー・解説・考察を年代(60年代〜)、ジャンル、テーマ・切り口、国・地域、監督別(キューブリック/イーストウッド)、俳優別(シュワルツェネッガー/ジャック・ニコルソン)で横断整理した総合ガイド… -
ジョニー・デップの隠れた名作『ブレイブ』:忘れられた傑作が問いかけるもの
記事要約ジョニー・デップ初監督作『ブレイブ』(1997)は、貧困と犯罪に囚われたネイティブ・アメリカンの父ラファエルが、家族のために命を売る契約を結び、最後の七日間を生きる物語。マーロン・ブランド演じる富豪マッ… -
『忘れられた巨人』の考察と感想:老夫婦の旅の終わり
要約カズオ・イシグロの長編小説『忘れられた巨人』(2015)は、アーサー王亡き後のブリテン島を舞台に、老夫婦アクセルとベアトリスの旅を描いた作品である。物語は、記憶を奪う「霧」の存在や、人々の忘却と再生、夫婦の… -
映画『8mm』考察:スナッフ・フィルムと裏社会・裏口から出た者たちの黙示録
ご注意本記事は、映画『8mm』(1999年公開)に登場する「スナッフ・フィルム」や地下ポルノ産業、実際の暴力映像の流通問題を含む過激な描写と構造を考察の対象としています。取り上げる内容には、性暴力、殺人、拷問、… -
映画『ウォリアーズ』徹底考察:都市漂流の叙事詩とホモ・ルーデンスの存在論
1979年に公開された映画『ウォリアーズ』(The Warriors)は、単なるギャング映画の枠を超え、都市空間・制度・共同体の解体と再構成というテーマを孕んだ、神話的構造を有する作品である。 本記事では… -
映画『ハゲタカ』が描く誇りのゆくえ:ROAD TO REBIRTH
要約2009年公開の映画『ハゲタカ』は、バブル崩壊後の日本を舞台に、資本主義の冷酷さと人間の尊厳の対立を描いた倫理的経済ドラマである。外資ファンド出身の鷲津政彦、中国出身の投資家・劉一華、派遣労働者・守山翔の三… -
映画『アメリカン・スナイパー』の考察と感想:戦場で兵士が見るもの、思うもの
子供のとき、『火垂るの墓』の絵本を祖母が読み聞かせてくれた。祖母は絵本を読みながら涙を拭いていた。 今を生きる日本人の多くは、いわゆる「戦争を知らない世代」だ。「戦争」という事柄に関する知識はあるものの、… -
アニメ『東京ゴッドファーザーズ』考察&感想:それぞれ違う家族の形
アニメ映画はおもしろい。大人向けから子供向け、もしくはその両方に向けたものまで、質の良い作品が揃っている。その中には、実写とは違うアプローチで制作されたものも少なくない。 そんなアニメ映画の中でもひと際輝… -
『ハイサイおじさん』のモデルとなった事件:沖縄・ゴザ市殺人事件と戦後の影
喜納昌吉の代表曲『ハイサイおじさん』(1972年シングルカット)は、一見、陽気なリズムと独特な沖縄の方言が印象的な楽曲である。しかし、その背後には、戦後の沖縄に生きた一人の父親と、制度の狭間で崩壊していった家族… -
『下妻物語』に見る“女”を楽しむ力──レディース文化とロリータ美学の考察
ある日、ふと再生した『下妻物語』は、意識的に選んだわけではなかった。だが、思っていたよりもずっと強く心に残る映画となった。ロリータファッションに身を包んだ少女と、レディースの特攻隊長──そんな組み合わせに最初は…