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映画『ナイトクローラー』考察:メディアの商業主義を考える
映画『ナイトクローラー』は、反社会的な人格を持つ青年ルイス・ブルームの「悪」のサクセスストーリーともいえる映画だ。 2014年に公開された本作は、一般的にサイコ・サスペンスに分類される。 だが、強烈… -
和D-53号事件:騙された機械
グレー/緑色系ジャンバーに黒系色ズボンを着用した男性と思われる人物(以下、犯人X)が「さくら銀行大阪北支店:現・三井住友銀行」を訪れたのは1993年4月12日(月曜日)午前11時15分頃だといわれる。 身… -
映画『彼女は夢で踊る』:銀幕で永遠に生き続けるストリップ劇場
ストリップという言葉に触れたとき、どのようなイメージが浮かび上がるでしょうか。 寂れた温泉街の劇場。繁華街の路地裏にある異空間。昭和への邂逅。踊り子の人生と観客の人生の交差点。スポットライトに浮かび上がる… -
「The Backrooms」&「SCP財団」:ネットミームの世界
遥か昔から、人々は様々な物語を紡いできた。その中には、長い年月を経るうちに最初の形からは大きく変わってしまったものもある。日本人なら皆知っているであろう「浦島太郎」や「かちかち山」なども、その一例だ。 人… -
徳島県貞光町4歳男児失踪事件(松岡伸矢くん行方不明事件)
「魔」は突然に訪れる。約40秒の「魔」が一人のあどけない子と家族に訪れた。 「平成」という新たな時代の初めに発生した未解決行方不明事案(事件)「徳島県貞光町4歳男児失踪事件(松岡伸矢くん行方不明事件)」に… -
映画『MINAMATA』解説:海の向こうの監督が描いた水俣病
「日本村」に放置され、黙殺されようとする光景があります。しかし、時折、その闇に海外から光が差し込むことがあります。 近年には、芸能界最大のタブーともいわれる「ジャニーズ事務所」と大手メディアの「罪」を指摘… -
事件:消えた30万ドル チューリッヒから羽田へ
東京銀行の職員などがスイス連邦銀行から送られたロウ封印付きの2つのダンボール箱を開封したのは1971(昭和46)年9月16日だった。 2つのダンボール箱には、東京銀行が国内のドル紙幣補充のためスイス連邦銀… -
考察:映画『ソイレント・グリーン』2022年のディストピア
ハリー・ハリソン(Harry Harrison)の小説『人間がいっぱい』を原作とする映画『ソイレント・グリーン』(Soylent Green)は、近未来のディストピア社会を描いた70年代の傑作映画だろう。 … -
映画『ウーマン・トーキング私たちの選択』解説と考察
長きにわたって闇に葬られていた性被害/性加害の問題が「#MeToo運動」により可視化された2022年、実際の事件を題材にした映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が劇場公開されました。 映画『ウーマン… -
岡崎次郎夫妻失踪事件
1984年9月30日、大阪のホテルでの滞在記録(クレジットカード利用明細による推定)を最後に、ある老夫婦が消息を絶った。 著名な経済学者・著述家の岡崎次郎氏(当時80歳・以降岡崎氏)とその妻Kさん(当時8…