松江大樹容疑者の経営先、所有していたマンション状況の調査報告

東京国税局職員や元大手証券会社の社員など男女7名が逮捕されている被害額約2億円の組織的な持続化給付金詐欺の中心的立場だと言われている松江大樹容疑者が逮捕された。

松江大樹容疑者は、既に逮捕された東京国税局職員の20代男性などを含む詐欺グループの中心的人物と目されており、松江大樹容疑者を中心とする詐欺組織は約200人の持続化給付金の虚偽申請に関り、そこから得た金銭を仮想通貨などに投資していたともいわれている。

東京国税局職員などが関与した衝撃的な持続化給付金詐欺容疑の主犯格ともいわれ、SNSなどで派手な生活ぶりを披露しながら組織拡大をしたと思われる松江大樹容疑者の松江大樹容疑者の経営先、所有していたマンション状況について調査した結果を以下に記す。

松江大樹容疑者の逮捕報道

TBS 2022年6月13日(月) 20:26
新型コロナの持続化給付金をだましとったとして東京国税局の職員らが摘発された事件で、詐欺グループの主犯格で中東のドバイに出国していた男が帰国し、警視庁に逮捕されました。詐欺の疑いであらたに逮捕されたのは、自称・不動産業の松江大樹容疑者(31)で、東京国税局の職員の塚本晃平容疑者(24)ら7人とともに持続化給付金100万円を国からだまし取った疑いがもたれています。松江容疑者は詐欺グループの主犯格で、今年2月に中東のドバイに出国していましたが、きょう午後5時半ごろ成田空港に到着し、逮捕されました。詐欺グループは200人ほどに不正受給させおよそ2億円をだまし取ったとみられ、松江容疑者は「弁護士が来てからお話します」と話しているということです。

TBS

松江大樹容疑者の経営先

松江大樹容疑者の経営先について調査を実施したことろ、松江大樹容疑者の同姓同名者が経営する株式会社Aと合同会社R社が確認され、この2社は松江大樹容疑者の経営先の可能性が高いと判断した。なお、判断理由は後述する。

株式会社A社は、飲食店のプロデュース、運営、管理及び経営並びにそれらのコンサルティングなどを目的に平成27(2015)年12月、資本金800万円で設立され、松江大樹容疑者の同姓同名者の登記上の住所は「東京都渋谷区東3丁目」に所在する地上8階 地下1階建の高級賃貸マンションである。

合同会社R社も飲食店のプロデュース、運営、管理及び経営並びにそれらのコンサルティングなどを目的に平成30(2018)年10月、資本金200万円で設立され、松江大樹容疑者の同姓同名者の登記上の住所も株式会社A社の登記上住所と同一の「東京都渋谷区東3丁目」に所在する地上8階 地下1階建の高級賃貸マンションである。

また、合同会社R社の登記上の本店所在地は、松江大樹容疑者のfacebookなどに記載のあった勤務先「肉バル Salaud Familia Ebisu」(東京都渋谷区恵比寿4丁目 以下、省略)と同一住所であるため合同会社R社は、松江大樹容疑者の経営先の可能性が高いと判断した。

さらに、株式会社A社と合同会社R社の松江大樹容疑者の住所が同一のため、株式会社A社も松江大樹容疑者の経営先の可能性が高いと判断した。

なお、その他、松江大樹容疑者は、東京都港区六本木7丁目に本店所在地のある株式会社R社など他の法人にも関係していた(いる)。

松江大樹容疑者が所有していたマンションの状況

松江大樹容疑者は、自身のSNS(facebook、Instagram)の投稿には高級外車や高級時計の画像(写真)がある。また、ネット上では投資用マンションなどを所有などしているとの情報も散見された。

松江大樹容疑者の不動産について調査を実施したところ、平成27(2015)年4月、東京都内にある新築マンションの一室(床面積約23平方メートル)を購入していた。


同マンションの一室を購入した当時の松江大樹容疑者の住所は、東京都港区高輪の高級マンションだが、平成28(2016)年11月に、前述の「東京都渋谷区東3丁目」に所在する地上8階 地下1階建の高級賃貸マンションに住所を異動していた。

従って、同マンションの一室は松江大樹容疑者が所有していたと判断できる。

だが、東京都内にあった松江大樹容疑者の部屋は、平成30(2018)年5月、東京都某都税に差押され、同年11月には差押が解除されるが、令和1年(2019)年10月、競売開始決定が東京地方裁判所からなされ、その後、東京都某区が差押、東京都某都税事務所が参加差押などを行い、令和2(2020)年4月には所有権が第三者に移転していた。

これかのことから、松江大樹容疑者は、平成30(2018)年5月以前から税金などの滞納を行っていたと考えられる。

自身の信用性やカリスマ性を大袈裟な手振り身振り、派手な服装や高級そうな持ち物、有名人との交流、交際などの話などを優れた話術で語る者がいる。

松江大樹容疑者は、いくつかの法人を経営しながら、投資用と思われるマンションを購入し、自身も東京の人気の街にある高級賃貸マンションに住所を定めていた形跡がある(報道では住所、職業ともに不詳:参考、「国税局職員らによる持続化給付金2億円不正受給 ドバイから帰国のリーダー格男を詐欺容疑で逮捕 日刊スポーツ 2022年6月13日20時10分配信」)。

一時は、20代で成功を収めたと思われる松江大樹容疑者。

松江大樹容疑者には妻と子がいるとの情報もネットに散見される。

今回の調査で松江容疑者は、平成30(2018)年5月以前から税金などの滞納を行っていたことが明らかになった。

自身のSNS(facebook、Instagram)の投稿には高級外車や高級時計の画像(写真)などは、人を勧誘するための――虚構だったのかもしれない。

【追記】2022年8月17日
2022(令和4)年8月17日、警視庁は詐欺の疑いで松江大樹被告と国税局鶴見税務署職員の塚本晃平被告を再々逮捕(3回目の逮捕)したと発表した。逮捕容疑は「2020年7~8月、新型コロナの影響で収入が減ったとする虚偽の確定申告書などを中小企業庁に提出し、豊島区の大学生男性(20)=詐欺容疑で書類送検=の口座に100万円を振り込ませたなどとしている。(参考:国税職員ら、3回目逮捕給付金詐取容疑 リーダー格も毎日新聞2022/08/17 09:41)」なお、同記事によれば両被告は黙秘しているらしい。

約200人の申請人を使い約2億円の持続化給付金詐欺の疑いが持たれている松江大樹被告と塚本晃平被告らに対する警察と検察の徹底した捜査は――今後も続き――さらなる逮捕などがあるかもしれない。


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Jean-Baptiste Roquentin運営者

投稿者プロフィール

Jean-Baptiste RoquentinはAlbert Camus(1913年11月7日-1960年1月4日)の名作『転落(La Chute)』(1956年)とJean-Paul Sartre(1905年6月21日-1980年4月15日)の名作『嘔吐(La Nausée)』(1938年)に登場するそれぞれの主人公の名前からです。
Jean-Baptiste には洗礼者ヨハネ、Roquentinには退役軍人の意味があるそうです。
小さな法人の代表。小さなNPO法人の監事。
分析、調査、メディア、社会学、政治思想、文学、歴史、サブカルなど。

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