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谷口光弘容疑者の逮捕報道

持続化給付金約10億円を妻や子などと共に詐取した嫌疑のある谷口光弘容疑者が、出国していたインドネシアの捜査当局に不法滞在の疑いで身柄拘束された。

<報道>

【速報】“10億円詐欺”容疑者を逃亡先のインドネシアで逮捕 KSB 5ch 2022/6/8 10:43配信
およそ10億円に上る持続化給付金詐欺事件で、指名手配中だった男がインドネシアで逮捕されたことが分かりました。インドネシアの現地警察によりますと、谷口光弘容疑者(47)は日本時間の8日午前0時30分、スマトラ島にいたところを警察と入国管理局により身柄を拘束されました。日本政府が旅券を取り消していたため、不法滞在の疑いが持たれています。この事件では、光弘容疑者の元妻ら3人がおととし、嘘の申請をして持続化給付金をだまし取ったとして逮捕されています。光弘容疑者ら4人は、過去最大規模のおよそ1800件の申請を繰り返し、10億円近くを不正受給していたとみられています。警察庁は、現地当局と連絡を取るなど確認を進めています。

KSB 5ch

コロナ禍のなか個人事業主、中小零細企業を緊急的に救済などする持続化給付金を悪用した組織的な犯罪の発覚、検挙が相次いでいる。また、それらの犯罪の中心的な役割を担うと指摘される容疑者の海外への「逃亡」も相次いで報道されている。

国難的な有事に対する緊急的制度を悪用した谷口光弘容疑者に関する調査報告を以下に記す。

谷口光弘への一般旅券の返納命令

日本時間令和4(2022)年6月8日、インドネシアで身柄を拘束された谷口光弘容疑者の逮捕容疑は「不法滞在」の容疑らしい。

日本国政府は、谷口光弘容疑者(昭和49(1974)年7月生)に対し、令和3(2021)年4月某日、「詐欺罪を犯した疑い」で令和3(2021)年5月17日までに外務大臣または領事官に旅券を返納するよう「旅券法第十九条の二第一項の規定に基づく一般旅券の返納命令に関する通知」を行っていた。

今後、谷口光弘容疑者は、日本に移送され日本の警察が詐欺などの嫌疑で逮捕するだろう。

谷口光弘容疑者の過去の犯罪報道

前述のとおり、谷口光弘容疑者には妻や子などと共に約10億円の持続化給付金を詐取した疑いがあり、組織的な持続化給付金詐欺の中心的な立場だと報道されている。

谷口光弘容疑者の過去の犯罪報道について調査を行った結果、平成23(2011)年3月4日、谷口光弘容疑者と思われる同姓同名者が「松阪市内の金融機関から虚偽の内容で住宅ローン融資を申し込み、約3100万円をだまし取った疑い(引用:「ローン融資で3100万だまし取った疑い男3人を逮捕」読売新聞2011年3月5日付)」で逮捕されていた。

上記の谷口光弘容疑者の同姓同名者の逮捕当時の年齢は36歳、当時の住所は「三重県松阪市久保町」とあり、インドネシアで身柄拘束された谷口光弘容疑者の可能性が高いと判断される。

平成23(2011)年3月5日の同報道によれば、逮捕された3人は平成21(2009)年4月、三重県松坂市内の金融機関に「虚偽の内容で住宅ローン融資申請」をしたとある。

今回の持続化給付金詐欺の手口も虚偽内容の申請だ。上記の同姓同名者が谷口容疑者であるなら、過去にも虚偽内容を申請する手口で詐欺を行っていたと思われ、今回の事件の被害額約10億円を勘案すると今回の事件ではかなり重い刑が言い渡される可能性がある。谷口光弘容疑者の海外逃亡の理由には想定される長期刑の懸念があったのかもしれない。

谷口光弘容疑者の六本木の会社

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谷口光弘容疑者を中心とする組織的な持続化給付金詐欺は、「六本木人脈」が関係しているとの報道が散見され、「嘘の給付金の申請者が増えていった背景に「六本木人脈」と呼ばれる、東京・六本木の飲食店を舞台にしたグループの存在が浮かび上がってきました(引用:「10億円給付金偽申請のウラに“六本木人脈”『何千人集めてでっかい仕事を』」テレビ朝日 2022/6/6(月) 18:03配信)」との報道もある。

上記報道と関係すると思われる谷口光弘容疑者の東京都港区六本木の法人について調査を実施した結果、以下の法人が確認された。

商 号株式会社某(正式名称は割愛)
本 店東京都港区六本木2丁目
設 立平成26年6月2日
目 的1.飲食店の経営
2.不動産の売買、賃貸借及びその仲介業務
3.インターネットを利用した通信販売業務
4.経営コンサルタント業務
5.タレント事務所の企画、制作
6.イベント業務の企画、制作
7.株式投資業務
8.株式、社債等有価証券の取得、保有、売却 
9.前各号に附帯する一切の業務 
資本金300万円
役 員谷口光弘
谷口光弘容疑者が経営する東京都港区六本木の法人概要(2022年6月8日現在)

なお、上記法人の代表取締役谷口光弘容疑者の登記住所は、報道されている住所と同一である。

同社の登記面本店所在地は六本木通りに面しており、付近には、首都高速「谷町JCT」やアメリカ大使館宿舎などが所在する。

また、同所はワンルームマンションと思われる。

さらに同所には、令和2(2020)年6月まで谷口光弘容疑者が代表取締役に就任していた病院及び薬局経営などを目的に平成26(2014)年11月設立された株式会社M社が所在していた。

なお、株式会社M社の当時の資本金は、995万円であり、谷口容疑者の役員辞任とほぼ同時期に本店所在地を他所へ移動している。

谷口光弘容疑者のその他の経営先

谷口光弘容疑者、前述の東京都港区六本木の法人の以外にも三重県松坂市内に飲食店の経営などを目的にした有限会社U社を経営しており、持続化給付金詐欺の容疑で既に逮捕されている妻の谷口梨恵を代表取締役とする不動産の売買、賃貸借及びその仲介業務などを目的とする株式会社も確認される。

そして、谷口光弘容疑者は、一時、病院、薬局などの経営を目的とする法人の代表取締役にも就任していた。

谷口光弘容疑者は、飲食業や不動産業の知識、経験、人脈などを悪用しながら公的機関などに虚偽内容の申請を繰り返していたのだろう。

谷口光弘容疑者の自宅状況と雑感

報道されている谷口光弘容疑者の自宅は、平成16(2004)年11月に谷口光弘容疑者が購入している。実際の購入額は不明だが、ローンの総額は約1億円のようだ。高級外車にも乗っていたとの報道も散見される。

飲食業や不動産業など手広く商売をしていた谷口光弘容疑者とその家族が関係する詐欺事件。

谷口光弘容疑者は、様々な業種に手を広げることができるやり手の人物だ。

人間は簡単に生活の質を下げられない。見栄や虚栄もあるだろう。そして、貧すれば鈍する。

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Jean-Baptiste Roquentin運営者

投稿者プロフィール

Jean-Baptiste RoquentinはAlbert Camus(1913年11月7日-1960年1月4日)の名作『転落(La Chute)』(1956年)とJean-Paul Sartre(1905年6月21日-1980年4月15日)の名作『嘔吐(La Nausée)』(1938年)に登場するそれぞれの主人公の名前からです。
Jean-Baptiste には洗礼者ヨハネ、Roquentinには退役軍人の意味があるそうです。
小さな法人の代表。小さなNPO法人の監事。
分析、調査、メディア、社会学、政治思想、文学、歴史、サブカルなど。

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