河嶌健 容疑者 (2022年4月2日、2012年5月頃の性的暴行の容疑で逮捕)に関する調査報告

河嶌健 ニュース・報道記事

2022年4月2日、10年前の性的暴行事件の容疑者として河嶌健容疑者が逮捕された。逮捕の容疑は2012年5月31日(木)15時頃に発生した当時10代女児に対する性的暴行の容疑である。被害者の女性(当時10代)は、河嶌健容疑者の元教え子との報道も散見され、また、河嶌健容疑者は、今回の性的暴行(2017年の刑法改正により現在は強制性交等罪)容疑での逮捕が3回目の逮捕であり、過去の2回(1回目の逮捕は、2022年2月12日、2回目の逮捕は、2022年3月7日。その後、起訴の報道がある)の逮捕は、河嶌健容疑者の当時の勤務先だった都内公立小学校の教室内での盗撮(「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」)違反の容疑であり、被害者は当時小学1年生だった複数の女子児童だといわれる。

また、河嶌健容疑者は、過去2回の逮捕時と同様に今回の逮捕容疑に関して「話すことはない」など語っているようである。

<報道>

元教え子に乱暴 容疑の男再逮捕 警視庁、時効1か月前
読売新聞 2022年4月2日 約10年前、元教え子の少女に乱暴したとして、警視庁は2日、東京都江東区立小学校教諭、河嶌健被告(46)(児童買春・児童ポルノ禁止法違反で起訴)を強姦(ごうかん)(現・強制性交)容疑で再逮捕した。発表によると、河嶌被告は2012年5月1日午後3時頃、埼玉県内で、当時10歳代の少女 に乱暴した疑い。調べに「何も話すことはない」と供述している。警視庁は今年2月、別の教え子が着替える画像をスマートフォンに所持したとして河嶌被告を逮捕。自宅から押収したパソコンに、少女が乱暴される動画などが残されており、強姦罪の公訴時効(10年)が約1か月後に迫る中、逮捕に踏み切った。捜査関係者によると、少女はかつての教え子で、乱暴された後、「2人の秘密」と口止めされていたという。

読売新聞 2022年4月2日付

近年、性犯罪の厳罰化(「適正化」ともいわれる)が進み、教師と生徒、医師と患者や仕事関係の上司、部下など立場を利用した性犯罪に厳しい批難が集まるなか、2022年(本年)4月1日、「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」も施行された。時効寸前(事件の発生は、2012年5月31日)の容疑での3回目の逮捕から警察の性犯罪の抑止などに関する強い意志が感じられるともいえそうだ。

河嶌健容疑者の過去の犯罪報道

前述のとおり、河嶌健容疑者には、過去2回の逮捕(その後、起訴の報道がある)があり、同2回の逮捕の容疑は、当時の勤務先だった都内公立小学校教室内での盗撮事件(「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」)である。

上記2事件の捜査過程(家宅捜索など)で、河嶌健容疑者の自宅にあったPCデータから、今回の事件が発覚したようだ。2022年3月7日の河嶌健容疑者逮捕の報道に「河嶌容疑者のスマホからは同様の静止画や動画のデータが計13点見つかっており、同庁がほかにも被害者がいるとみて調べている(引用:朝日新聞 2022年3月8日)」とあり、1回目の逮捕(2022年2月12日)から2勾留後の2回目の逮捕(2022年3月7日)、さらに、その後起訴からの今回の逮捕(2022年4月2日)と、逮捕が繰り返されている。なお、引用中の同庁は警視庁のことである。

また、一部の報道によれば、河嶌健容疑者は、以前の勤務先公立小学校でも問題を起こしていたなども散見されるため、河嶌健容疑者の過去の犯罪報道について確認したが、河嶌健容疑者の過去の犯罪報道は確認できなかった。このことから、以前の勤務先公立小学校での問題は刑事事件化していないと思料される。

河嶌健容疑者の自宅状況などその他の情報

河嶌健容疑者について調査を行ったところ、河嶌健容疑者は、報道にある埼玉県さいたま市緑区原山2丁目の戸建て土地と家屋を2005(平成17)年に購入している。

上記から報道にある河嶌健容疑者の自宅は、河嶌健容疑者が29-30歳の頃に購入したと判断される。

2021年1月に撮影されたGoogleストリートビューの河嶌健容疑者宅の画像には、駐輪されている自転車と駐車されて車が確認される。

また、河嶌健容疑者の同姓同名者に関する過去の報道が確認され、同記事によれば、2000年1月当時、河嶌健容疑者の同姓同名者が東京都城北地域の大学の教育学科に在籍していた。なお、同人は2000年1月当時、大学3年生であるため、河嶌健容疑者の逮捕時の年齢(46歳)から推測される大学3年生時の年齢と(あくまでも河嶌健容疑者が浪人、留年などしていない仮定だが)若干の違いがあるため、この同姓同名者が河嶌健容疑者だと判断などすることはできなかった。

河嶌健容疑者のSNSアカウント

河嶌健容疑者に関してネットメディアリサーチを実施したが、河嶌健容疑者と判断できるSNS(Facebook 、 Twitter、Instagram)の確認には至らなかった。

なお、SNSやインターネット掲示板などには、河嶌健容疑者に関する書き込みが数件確認されたが、真偽不明のため割愛する。

河嶌健容疑者 三度目の逮捕の雑感

前述のとおり、性犯罪の厳罰化(「適正化」)が進んでいる。以前は親の所有物のような扱いだった児童の個人の権利を守ろうとする風潮がそれを後押ししている。また、立場を利用した性犯罪は厳しく批難される風潮も形成された。それらのこともあり、立場を利用した最も卑劣な犯罪の一つともいわれる教師から児童への性犯罪に対する警察の積極的な捜査が行われているようだ。

教師の立場を利用した性犯罪の容疑で逮捕された2022年1月1日から2022年4月5日までの主な過去の報道は以下のとおりである。なお、下記の逮捕者のなかには、その後、不起訴処分(詳細不明)になった者もいるため注意が必要である。

  1. 2022年1月12日 31歳の大阪市の教諭が10歳未満の児童の裸などを撮影した児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で逮捕される。
  2. 2022年1月12日 29歳の東京都板橋区立小学校教諭が教え子児童3名に対する強制わいせつ容疑で再逮捕される。なお、逮捕は4回目
  3. 2022年1月18日 30歳の京都府立高校教諭が勤務先高校の生徒に猥褻画像を送らせた京都府迷惑行為等防止条例違反(盗撮)の容疑で逮捕される。
  4. 2022年1月18日 60歳の元宮崎県延岡市立小学校の教諭が知人の10代女性に対する強制わいせつ容疑で逮捕される。
  5. 2022年3月03日 50歳代の山梨県甲府市立小学校の教諭が勤務先小学校の児童に対する強制わいせつ容疑で逮捕される。

上記は刑事事件化した悪質な事案だが、その手前の「スクール・セクシャル・ハラスメント(SSH)」に該当する事案も相当数あるかもしれない。

教師という立場、権限、権威、管理的な地位などを利用した児童生徒などへの性犯罪。そして、過去にそのような性犯罪に手を染めてしまった教師などの同一職種への再就職などの問題――最後に以下の記事を紹介しよう――深い議論が必要である。

無犯罪証明書政府が検討/賛/子どもの安全確保/否/社会復帰を妨げる/制度設計 人権絡み難航も 2022.02.22 宮崎日日新聞朝刊 
子どもへの性犯罪を防ぐため「無犯罪証明書」制度を検討する政府方針に、保護者や関係団体から歓迎の声が上がっている。一方、刑法の専門家からは「人権やプライバシーの観点から問題があり、加害者の社会復帰を妨げる」との意見も。賛否両論あり、制度設計が難航する可能性がある。無犯罪証明書の導入を求める機運は、2020年、ベビーシッター仲介サイトを運営する「キッズライン」(東京)に登録していた男2人が強制わいせつ容疑などで逮捕された事件をきっかけに高まった。被害者家族や子育て支援団体が、署名集めや政府への要請活動に取り組んできた。 認定NPO法人「フローレンス」(東京)の前田晃平代表室長は「わいせつ事件を起こした教員が、ベビーシッターに転職できるのが今の日本の制度だ」と指摘。現行制度では教員は文部科学省、シッターは厚生労働省や内閣府と管轄官庁が異なるため「行政の縦割りで犯罪の実態すらつかめていない。横串を通す制度が必要だ」と訴える。 前田氏は、英国にならい、子どもに1日2時間以上のサービスを提供する職種に就こうとする人は性犯罪歴がないことを条件とする制度が必要だと強調する。「加害者は子どもと関わる仕事から遠ざかることによって、性犯罪の再犯を防ぐことができる」と話す。甲南大の園田寿名誉教授(刑法)は「加害者を社会から見捨ててしまうことにもなりかねない」と疑問を呈し、性犯罪歴の情報漏えいの危険性や、対象になる性犯罪の定義のあいまいさといった課題を指摘する。また、子どもに関わる仕事は塾講師や家庭教師、キャンプのボランティアなど多岐にわたり、対象職種の決定も難しいとする。

宮崎日日新聞社


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Jean-Baptiste Roquentin運営者

投稿者プロフィール

Jean-Baptiste RoquentinはAlbert Camus(1913年11月7日-1960年1月4日)の名作『転落(La Chute)』(1956年)とJean-Paul Sartre(1905年6月21日-1980年4月15日)の名作『嘔吐(La Nausée)』(1938年)に登場するそれぞれの主人公の名前からです。
Jean-Baptiste には洗礼者ヨハネ、Roquentinには退役軍人の意味があるそうです。
小さな法人の代表。小さなNPO法人の監事。
分析、調査、メディア、社会学、政治思想、文学、歴史、サブカルなど。

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